WordPressに何度も拒まれた僕が、それでもブログを続ける理由。──新しい家族が教えてくれた、“人生の立て直し方”

メンタルと習慣

正直、もう疲れていた。
WordPressを始めた当初は希望に満ちていたのに、月日が経つにつれて画面を見るのが怖くなった。

記事を何本書いても、何度テーマを見直しても、Google AdSenseの審査は「不承認」のまま。
エラー理由は曖昧で、対処方法も明確ではない。
検索しても誰もが言うことはバラバラで、何が正しくて、何が間違っているのかすら分からない。

「このブログ、本当に意味あるのか?」

そんな気持ちが、少しずつ心を蝕んでいった。
気がつけば、記事を書くこと自体が億劫になっていた。
書いたところで読まれない。稼げない。認められない。
誰にも届かない文章に意味はあるのか──そんな疑問ばかりが増えていった。

そして、もう一度だけ書いてみようとPCを開くたび、心のどこかで「また落ちるだろう」という諦めが先に来てしまっていた。


でも、そんな僕のもとに、**一つの“変化”**がやってきた。

新しい家族を迎えたのだ。

うちにとっては2匹目の愛犬。
犬種は同じ。でも、その毛色は少し違った。
茶色がかった柔らかい毛並みで、まるで夕暮れの陽だまりのような暖かさを持っていた。

この子を初めて腕に抱いたとき、不思議な感覚があった。
心がスッと軽くなった。
言葉にするのは難しいけれど、「ああ、まだ頑張ってもいいかもしれない」って──
自然と思えた。


僕の毎日は、少しずつ変わっていった。

朝、パソコンの前に座る理由ができた。
「この子たちのためにも、収益のある暮らしを作らなきゃ」
「このブログを、将来彼らと暮らす家の資金源にしてやろう」
そんな風に考えるようになった。

失敗しても、笑ってくれる存在がいる。
肩に顔を乗せてくれる小さな体が、僕の心を支えてくれる。

そして気づいた。
今まで僕は、ブログを“誰かに評価されるための道具”として扱っていた
でも本当は違う。

ブログは、僕自身の「再構築のための手段」なんだ。


WordPressに何度弾かれてもいい。
Googleに嫌われても、結果が出なくても、もう負けるつもりはない。

なぜなら今の僕には、「守りたいもの」がある。
そして、「一緒に生きたい未来」がある。

この子たちと生きるために。
少しでも自由な時間を持ち、自分らしい生き方を選ぶために。
その第一歩として、僕は再びブログに向き合うと決めた。


このブログは、まだ未完成かもしれない。
でも、これが「始まり」であることだけは確かだ。

いつかこの子たちと、大きな庭のある家で走り回れる日を夢見て。
そのとき「お金を稼ぐ」だけじゃなく、「人生を作る」ために、僕は書いている。

きっと、画面の向こうにも同じように悩み、つまずき、それでも歩き出したい誰かがいる。
この文章が、ほんの少しでも誰かの背中を押せたなら、それだけで意味があると信じてる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました