
はじめに
「副業でブログを始めれば稼げるらしい」――その言葉を信じて、私はブログの世界に足を踏み入れました。
当時、私は本業に追われ、将来に対する漠然とした不安を感じていた時期。毎日同じことを繰り返しているだけの自分に、どうしても不安を感じていました。「このままじゃダメだ」「何かしなきゃ」と思っていた私は、副業を“逃げ道”であり、同時に“希望”だと感じていました。
でも、結果から言えば――見事に失敗しました。
アクセスはゼロに等しく、収益なんて影も形もない。毎日更新しても、反応は一切なし。それでも今、振り返るとあの失敗がなければ、私は今もブログを続けていなかったと思っています。
今回は、そんな私がブログ初心者の頃にハマった3つの落とし穴を、赤裸々にお話しします。

1. テーマがふわふわしていた
最初に書いたブログ記事は、ほとんどが日記のような内容でした。
- 「今日はこんなカフェに行った」
- 「最近のニュースで気になった話題」
- 「この映画、けっこう良かった」
…今思えば、「誰が読むんだこれ?」って自分でも突っ込みたくなる内容です(笑)。当時は、更新することが大事だと思っていました。とにかく書き続ければ、何か結果が出ると思っていたんですね。
でも、読者にとって“読む理由”がなければ、どんなに書いても届かないんです。このことに気づくのに、実に3ヶ月もかかりました。
改善策
- テーマを絞る: 何についてブログを書くか、最初にしっかり決めておくことが大切です。特にブログを始めたばかりの頃は、ターゲット読者を絞ることが成功の鍵です。
2. 「書きたいこと」ばかりを書いていた
「好きなことで発信しよう」という言葉、よく聞きますよね。私もその響きに惹かれて、自分の好きなことを好きなように書いていました。
- 例えば、趣味や興味のある映画やカフェのことを、ただただ書いていたんです。
でも、ある日気づきました。「これ、自分のためだけに書いてるな」と。ブログを本当に読まれるためには、読者のニーズに合わせて情報を提供することが大切だと気づくのに、時間がかかりました。
本当に読まれるブログって、「誰かのために書かれているブログ」なんです。読者の悩みを解決したり、共感したり、役に立つことを伝えたり。自分が発信したいことと、相手が知りたいことのズレに気づかずに続けていたのが、私の大きな失敗でした。
改善策
- 読者を意識する: 自分の「書きたいこと」よりも、読者が求めている情報を提供することを心がけましょう。読者のニーズを満たすことが、成功するブログの第一歩です。
3. 続けることの大切さを舐めていた
正直、1ヶ月頑張っても成果が出なかったとき、「やっぱりセンスないんだ」「向いてないんだ」と思いました。何度も諦めかけました。
でも、続けることで少しずつアクセスが増え、「読んだよ」「参考になりました」と言ってくれる人が現れたんです。そのとき初めて、やめずに続けることの尊さを実感しました。
結局、“成功した人”って、続けた人なんですよね。途中でやめたら、その景色は一生見えないままだったんだと思います。
改善策
- 継続が力になる: 成果が見えなくても、続けることで必ず結果が出ます。途中でやめず、少しずつでも続けることが重要です。最初の努力が後の成果に繋がります。
おわりに
失敗は、やっぱり悔しいし、できればしたくない。でも、あの失敗があったからこそ、私は今「誰かに届ける記事」を意識できるようになりました。そして何より、ブログを書くことが「自分の居場所」になった。
これからブログを始める人には、私のような遠回りはしてほしくありません。だからこそ、今回の経験も、すべて正直に書きました。
「うまくいってない」「結果が出ない」そんな風に感じている方も、焦らなくて大丈夫です。
失敗は、きっとあなたの財産になります。その経験が、未来の自分をきっと助けてくれますから。
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