
疲れていた。でも、なぜかブログを書いていた
本業を終えて家に帰ると、時計はいつも21時を過ぎていた。
慌ただしく夕飯を済ませ、シャワーを浴びて一息つく頃にはもう22時を回っている。
「今日はもう何もしたくないな…」
そんな日も、決して少なくなかった。
けれど、それでも私はPCの電源を入れていた。
誰に言われたわけでもなく、義務でもない。
でも、ほんの10分でもいいから何かを「積み上げたい」と、自然に思えていた。
書いたところで、すぐに収益なんて出なかった
当然だけど、最初のうちはアクセスなんて皆無。
誰にも読まれない。反応もない。
1日のPVが「0」という日が何日も続いた。
そのたびに「何やってるんだろう」と思う気持ちと、
「いや、これでいいんだ」という思いがぶつかり合っていた。
でも――なぜか、やめなかった。
それは、「書くことで気持ちが整理されていく感覚」があったから。
言葉にすることで、自分のモヤモヤや不安、希望までもが見えてくる。
誰かのため…ではなく、最初は“自分のため”に綴っていたんだと思う。
続けられたのは、“未来の自分”のためだった
目に見える成果はすぐには現れなかった。
でも私は、「この時間は、いつかきっと自分を助けてくれる」と信じていた。
会社に振り回される毎日の中で、
自分の意思で動ける場所、自分の軸が欲しかった。
それが、このブログだった。
「この1記事を書いたところで、何も変わらない」
そう思う夜もあった。
でも、何も変わらないように見える中でしか、未来は変えられない。
そう思うことで、今日も10分、キーボードを叩いた。
今も、毎日は忙しい。でも、もう“諦めない”
本業が忙しくて、疲れて何もできない日もある。
家族とゆっくり過ごしたい日だってある。
そんなときは、無理にPCを開かなくてもいいと思っている。
でも少しの時間でも、自分のためだけの場所――
この「ブログ」という拠点を整えることが、今の私の支えになっている。
自分を置き去りにしないために。
会社だけに人生を明け渡さないために。
最後に
副業を始めたからといって、すぐに人生が劇的に変わるわけではない。
奇跡なんて、めったに起きない。
けれど――たとえ10分でも、毎日「自分の未来」に投資できたなら、
それはきっと、いつか大きな差になる。
焦る必要はありません。
比べる必要もありません。
あなたのペースでいい。
疲れていても、立ち止まってもいい。
でも、どうか「やめないで」。
続けることこそが、いちばんの才能だから。
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