時間の進み方は感情で変わる?「好き」と「嫌い」で差が出る時間術

「楽しい時間はあっという間、嫌なことはやたらと長く感じる」
──そんな体験、あなたにもありませんか?
これは単なる気のせいではありません。
心理学や脳科学でも、感情によって“時間の体感”が変わることが分かっています。
この記事では、時間の体感と感情の関係を踏まえながら、
私自身が実践してきた「時間術3選」をご紹介します。
■ なぜ「好きなこと」は時間が早く感じるのか?
好きなことに集中しているとき、私たちの脳内ではドーパミンやセロトニンが分泌されます。
これは幸福感を高める物質で、「フロー状態(没頭)」を生み出します。
その結果…
「気づけば1時間経っていた」
「ずっとやっていたい」
と感じるのです。
これは、**脳が“時間を意識しない状態”**に入っているサインです。
■ なぜ「嫌いなこと」は時間が長く感じるのか?
一方で、嫌なことをしているときはどうでしょう?
ストレスを感じている状態では、
脳が“今この時間をどうにかしたい”と強く意識し、時間の流れを過剰に認識します。
「時計ばかり見てしまう」
「1分がすごく長く感じる」
というのは、心理的な不快感=時間の遅さに直結している証拠です。

■ 時間の体感を活かす3つの時間術
① 好きなことを“午前中”にやる
→ 脳が元気な時間帯に、好きなことを優先するとパフォーマンスが跳ね上がります。
② 苦手なことは“時間で区切る”
→ 10分・15分だけと制限することで、心理的ハードルが下がります。
③ 「時間日記」をつけて感情を記録
→ 1日の時間の使い方と感情をセットで記録。
→ 自分の“時間密度”が見えるようになります。
■ まとめ|感情と時間感覚を味方につけよう
私たちの人生は「時間の体感」でできています。
どう過ごすかだけでなく、「どう感じたか」こそが人生の充実度を左右します。
- 嫌な時間を軽く
- 好きな時間を濃く
この感覚を意識するだけで、日々の過ごし方が変わります。
私自身、この「時間と感情の関係」に気づいてから、日々の満足度が大きく変わりました。
例えば、以前は仕事の締め切り前になると、やる気が起きずダラダラ過ごしていました。
でも「10分だけ集中しよう」と区切ってみると、意外と集中できる。
気づけばその10分が20分、30分と伸び、気づかないうちに作業が進んでいたのです。
また、「時間日記」をつける習慣を始めたことで、自分がどの時間に何を感じているかを客観視できるようになりました。
この記録を見返すと、「あ、月曜の朝はいつも重い気持ちだな」とか、「夕方の散歩はやっぱり癒やされるな」という自分のパターンが見えてきます。
こうした小さな気づきの積み重ねは、ただの時間管理を超えて、「自分を知る」きっかけになります。
時間術は、効率化のためだけではなく、自分の感情に優しく寄り添うためのツールにもなるのです。
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