【体験記事】副業収益0円時代を抜け出すためにやった、たった一つのこと

副業体験談

先が見えない「0円時代」

疲れていた。でも、なぜかブログを書いていた

本業を終えて帰宅するのは、いつも21時を過ぎていた。
満員電車に揺られ、クタクタになって帰る日々。
家に着いて、ご飯を食べ、お風呂で体を温めて、ようやく一息。
時計を見ると、もう22時を回っている。

「今日はもう、何もしたくないな…」
そう思いながらも、気づけば私はパソコンの前に座っていた。

強い意志があったわけじゃない。
ただ、ほんの10分でも、何かを“積み上げたい”という思いだけがあった。

どんなに小さくても、一歩でも前に進みたかった。
そうしないと、自分が何者かも分からなくなってしまいそうだった。


書いたところで、すぐに収益なんて出なかった

当たり前だけれど、最初から読者がいるわけではない。
1日のアクセスが「0」なんて日が、何週間も続いた。
「この文章、誰にも届いてないんだな」
そんな現実に直面しながらも、不思議と書くことをやめようとは思わなかった。

なぜなら――
「書くこと自体」が、どこかで自分を支えてくれていたから。

文章にすることで、自分の感情が整理されたり、
ぼんやりした考えが形になったりする。
それが少しだけ、気持ちを軽くしてくれた。

最初は、誰かのためじゃなかった。
ただ“自分自身の心を整えるため”に書いていたんだと思う。


続けられたのは、“未来の自分”を信じていたから

見返りがないまま続けるって、思った以上に苦しい。
でも、それでもやめなかったのは、
「この小さな時間が、いつかきっと自分を助けてくれる」と信じていたから。

会社では、自分の存在価値が数字でしか測られない。
理不尽な指示に逆らえず、成果を出しても評価されない。
そんな場所で、心をすり減らしていた。

だからこそ、自分の意志で選び、
自分の言葉で伝えられる“場所”がほしかった。
それが、ブログだった。

ここにだけは、誰の指示もルールもない。
自分だけの世界を築いていける
その感覚が、何よりも自分を支えてくれた。


今も、毎日は忙しい。でも、もう“諦めない”

今でも、本業が忙しくて何もできない日もある。
家族との時間を優先する日もあって、書けない夜もある。

でも、そういう日でも、
「ああ、自分には“帰ってこれる場所”がある」と思えるだけで、心が落ち着く。

たとえ10分でもいい。
ほんの一行でもいい。
そうして積み上げてきた言葉の数々が、少しずつ私自身を変えていった。

今はまだ、小さな灯火かもしれない。
でも、それがいつか未来を照らす光になる。
私は、それを信じている。


最後に

副業を始めたからといって、人生が劇的に変わるわけじゃない。
だけど、「今日もまた一歩進めた」と思えるその感覚が、
明日を生きる自分に、確かな勇気を与えてくれる。

焦らなくていい。
比べなくていい。
あなたのペースで、あなたのリズムで続けていけばいい。

続けることが、いちばん強い。
それだけは、声を大にして伝えたい。

そしていつか、あなたの言葉もまた、誰かの背中をそっと押しているはずだから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました