【仕事を失ったあなたへ】一人で始める経営。まず「何をするか」ではなく「なぜやるか」
「仕事を失った」
この言葉には重さがある。会社都合か、自分の意志か、理由は人それぞれだけど、一つだけ確かなのは、これからどう生きるかを自分で決めなければならないということ。
僕も数年前、突然仕事を失った。会社から一方的に通告され、次の日から無職。貯金はわずか。家族もいる。でも、誰も助けてくれない。「これから何をすればいいか」よりも、「どうやって生活を立て直すか」が頭を支配していた。
好きなことをする?稼ぐための仕事をする?
SNSやYouTubeを見れば、「好きなことで生きていく」とうたう人がいる。確かにそれが理想だ。でも現実は甘くない。
やりたいことは、たいてい金にならない。
逆に、人があまりやりたがらない仕事にこそ、価値がある。汚れる仕事、地味な作業、単純だけど必要な業務。誰かが嫌がるからこそ、そこに「対価」が生まれる。
もし今あなたが、「これから何をしよう?」と考えているなら、まず以下の2択を自分に突きつけてほしい。
- 自分の時間をお金に換えたいのか
- 好きなことを続けたいのか
どちらも正解。でも、選ぶ方向で「やること」は全く変わってくる。
AIはポジティブに答えるけど、現実は厳しい
「AIに聞いてみたらいいじゃん」という声もある。実際、ChatGPTなどで「一人で始めるおすすめのビジネス」と入力すれば、山のようにアイデアが出てくる。
でも、気づいてほしい。
AIは現実の“痛み”を知らない。
「ブログがいいですよ」「動画編集が人気です」「せどりが稼げます」と並ぶけれど、全部、競争が激しく、成果が出るまで時間もかかる。現場にいる人間だからわかる。「理屈と現実」はまったく違う。
一人で始めるなら、「利益>好き」を意識する
僕が一人で始めたのは、「ブログと小規模な物販」。理由は単純。
- 初期費用がほとんどいらない
- 失敗しても借金にならない
- 継続すれば月3〜5万は狙える
特に、ワードプレスでブログを作ることは、これからの副業時代において「ベース」になると実感している。なぜなら、自分の考えや発信に価値を持たせることができるからだ。
Googleアドセンスに受かるブログとは?
「アドセンス審査は厳しい」と言われるけれど、実際に受かるブログにはある特徴がある。
- 実体験ベースで書かれている
- 1500文字以上で構成が整理されている
- 読者の悩みに対して答えを提示している
つまり、“自分のため”ではなく“他人のため”に書く意識が大切。
この記事もそうだ。もしあなたが「ブログって稼げるの?」と疑っていたなら、「いや、すぐには無理。でも始める価値はある」と僕は伝えたい。
「やりたくないことをやる覚悟」が、自由を生む
一人で始める経営は、孤独だ。自分で考え、自分で動く。成果が出るまでは誰も褒めてくれないし、生活の不安も常にある。
でも、人がやらないことに飛び込んだとき、道が開けるのも事実。
僕が最初にやったのは、深夜の清掃バイトだった。その給料をブログ運営費に回した。地味な作業の積み重ねが、少しずつ道をつくっていった。
終わりに:「好き」を武器にするのは「土台」ができてから
失った仕事。ゼロからの再出発。
何をやるかは大事。でもその前に、「なぜそれをやるのか」を明確にしよう。
- 好きなことは稼げない。
- 稼ぐためには、嫌なことにも手を出す。
- 自分の感情ではなく、「市場」に聞く。
自分の人生を変えるのは、AIのアドバイスでも、誰かの成功談でもない。
動き出したあなたの「覚悟」だ。
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